【2026年仕事始め】会社のPCにログインできない。「昨年の私」が残したダイイングメッセージが難解すぎる件。

雑記・コラム
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おはようございます。kinystaです。

今日は2026年1月5日、月曜日。 9連休という長い長い「魔法」が解け、私たちが「社会の歯車」という本来の姿に戻る日です。

今、朝の8時です。 本来であれば、私はとっくにオフィスに到着し、優雅にコーヒーを飲みながら、同僚と「休みどこ行った?」なんて談笑しているはずの時間でした。

しかし、現実は残酷です。 私は今、自分のデスクの前で立ち尽くし、脂汗を流しながら震えています。

目の前にあるのは、無慈悲なエラーメッセージを吐き出すパソコン。 そして手元にあるのは、昨年の私が残した「一枚のメモ」です。

今日は、私が新年早々直面しているこの「記憶のミステリー」と、そこから導き出される教訓についてお話しします。

昨年の私からの「挑戦状」

事の発端は、昨年の12月26日、仕事納めの日でした。 社内のセキュリティ・ポリシー強化により、「年末年始休暇前にパスワードを変更すること」が推奨されていたのです。

浮かれていた私は、言われるがままにパスワードを変更しました。 そして、新しいパスワードを忘れないように、付箋(ふせん)に「ヒント」を書いて、デスクの引き出しの奥に貼り付けたのです。

今、その付箋が私の手元にあります。 そこに書かれていた文字は、たった一言。

『パスワード:いつもの+(プラス)筋肉』

……は?

「いつもの」とは何か? 私は普段、いくつかのパスワードを……適切に管理していますが、そのベースとなる文字列のことでしょう。それはなんとなく分かります。

問題は「+(プラス)筋肉」です。

12月26日の私は、一体何を考えていたのでしょうか。 「筋肉」? 私は震える指で「Muscle」と入力してみました。 【パスワードが違います】

では、日本語で「Kinniku」? 【パスワードが違います】

もしかして、好きなプロレスラーの名前? なかやまきんに君? それとも、年末に「来年こそはジムに通うぞ」と決意したから、そのジムの名前?

9日間の休みは、私の脳から「なぜ筋肉なのか」という文脈(コンテキスト)を完全に消し去りました。 昨年の私は、未来の私に対して、あまりにも難解なナゾナゾを残して去っていったのです。

初日を乗り切る「リハビリ・メソッド」

PCがロックされるまで、あと数回の試行しか許されていません。 あまりの恐怖に現実逃避したくなったので、ここで一旦、「9連休明けの社会人が、どうすれば死なずに今日を生き延びられるか」という、ためになるライフハックを共有させてください。

今の私にはもう手遅れかもしれませんが、皆さんにはまだ間に合うはずです。

1. 目標は「60点」に設定する

今日の目標は「バリバリ働くこと」ではありません。「定時まで席に座っていること」です。 溜まったメールを全部返そうとしないでください。脳はまだ「お正月モード(シャットダウン状態)」です。いきなりトップスピードを出せばエンストします。 「重要・緊急」なものだけを拾い上げ、それ以外は「明日やります」という顔をしてフォルダにしまいましょう。自分へのハードルを極限まで下げることが、メンタル崩壊を防ぐコツです。

2. 「対話」で脳を同期させる

メール処理よりも先にやるべきは、周囲との雑談です。 「お餅いくつ食べた?」「太った?」 そんな他愛のない会話が、錆びついた言語野を刺激し、社会人としての感覚を呼び覚ます呼び水になります。PCに向かう前に、まずは人に向かいましょう。(私は今、PCの前で孤独に戦っていますが)

3. 「昨年の自分」を信用しない

これが最も重要です。 年末の最終出社日、私たちは開放感から「これは年明けにやればいいや」と多くのタスクを未来に放り投げました。 しかし、その時の自分と今の自分は、記憶を共有していない赤の他人だと思ってください。 「未来の自分がなんとかするだろう」という楽観的な期待は、往々にして裏切られます。

メモの謎解き、そして結末へ

そう、「昨年の自分を信用してはいけない」。 今、私が身をもって体験しているのが、まさにこれです。

さて、現実逃避は終わりです。 PCへのログイン試行回数は、あと2回。 もしロックされれば、情シス(情報システム部)に連絡し、「すみません、筋肉がわからなくて……」と釈明しなければなりません。それだけは避けたい。社会的な死です。

私は冷や汗を拭いながら、必死に記憶の糸をたぐり寄せました。 筋肉……マッスル……力(パワー)……。

あっ。

思い出しました。 仕事納めの日、私はデスクの掃除をしていて、引き出しから出てきた「パワーポイント(PowerPoint)」の参考書を捨てようか迷ったのです。 「パワー」……「力」……「筋肉」。

そう、昨年の私は、新しいパスワードに「Power」という単語を付け足したことを、「筋肉」というウィットに富んだ(と勘違いした)暗号に変換したのです。

「バカか私は……!」

心の中で罵倒しながら、震える指で「いつもの文字列」の後に「Power」と入力しました。 エンターキーを押します。

【ようこそ、kinystaさん】

Windowsの起動音とともに、デスクトップ画面が表示されました。 よかった……! 助かった……! その瞬間、私は今日の仕事の8割を終えたような安堵感に包まれ、椅子に深く沈み込みました。

「kinystaくん、おはよう」

背後から上司の声がしました。 私は満面の笑みで振り返り、「おはようございます!」と言おうとして──

ジリリリリリリリリリ!!!!

耳をつんざくようなベルの音が鳴り響きました。

結論:現実は夢より奇なり

……はっ!

私が目を開けると、そこはオフィスのデスクではありませんでした。 見慣れた自宅の天井。 そして、枕元で狂ったように鳴り響く目覚まし時計。

時刻は……7時00分

夢……。 夢でした。 PCにログインできないのも、筋肉のメモも、すべてが出社へのプレッシャーが見せた悪夢だったのです。

「はぁぁぁ……よかった……」

私は布団の上で、心底ホッとしました。 あんなにリアルな冷や汗をかいたのは久しぶりです。 夢でよかった。本当に夢でよかった。

しかし、安心してばかりもいられません。今日は仕事始め。 急いで支度をしなければ。

私はベッドから起き上がり、着替えようとしてスマホを手に取りました。 そういえば、現実の世界でも、私は昨年末にパスワードを変えています。 夢の中と同じ轍(てつ)を踏まないよう、念のため、スマホのメモ帳に残した「ヒント」を確認しておこうと思いました。

メモ帳アプリを起動します。 そこには、こう書かれていました。

『新パスワード:いつもの+(プラス)お年玉』

……お年玉?

Money? Yen? Otoshidama? 諭吉? 待ってください。「お年玉」って何ですか? もしかして、「Coin」とか「Cash」とか? それとも、お年玉をあげた「姪っ子の名前」?

どうやら悪夢は、終わっていないようです。 というか、現実の私(昨年の私)の方が、夢の中の私よりもさらにタチの悪いナゾナゾを残していたようです。

これからオフィスに向かいますが、私の本当の仕事始めは、この「お年玉」の謎解きからスタートすることになりそうです。 もし9時過ぎに私のSNSが更新されていなかったら、ロックアウトされて情シスに連行されたと思ってください。

それでは皆さん、どうか私よりもマシな仕事始めを! 行ってきます!

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