【1月22日】今日は「ジャンボジェット」が初就航した日。航空史を変えたボーイング747と「コブ」の秘密。

雑記・コラム
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おはようございます。kinystaです。

今日は2026年1月22日、木曜日。最強寒波の影響で、布団から出るのが命がけの朝です。こんな寒い日は、家から一歩も出たくないですね。

さて、最近ネットのインテリア広告でよく見かけるのが「ロフトベッド」です。上がベッド、下がデスクや収納スペースになっている、あの2階建ての家具です。「空間を有効活用!」というキャッチコピーが踊っていますが、私はいつも懐疑的に見てしまいます。

「なんで人間は、わざわざ天井ギリギリの高いところで寝たがるのだろう」トイレに行くのも面倒くさそうだし、夏は熱がこもりそうだし、何より部屋に巨大な圧迫感が生まれる。下のスペースを確保するためとはいえ、あんな巨大な「出っ張り」を部屋の中に作るなんて、構造として無理があるんじゃないか。そんなふうに、「平屋暮らし」の私は、世間のロフトブームを冷ややかに見ていました。

しかし、今日の日付をAndroidスマホで検索してみると、私が「無理がある」と感じていたその「2階建て構造」こそが、かつて世界を変えた偉大な発明だったことを知らされました。

1月22日は、航空史にその名を刻む「ボーイング747(ジャンボジェット)」が初就航した日であり、また日本初の国産飛行船「雄飛号」が飛んだ日でもあります。

1916年と1970年、空の革命

歴史を振り返ると、1月22日は「巨大なもの」が空を飛ぶ特異日ようです。

まずは1916年(大正5年)。日本初の国産飛行船「雄飛号」が、所沢から大阪までの実験飛行に成功しました。ゆっくりと空を泳ぐ飛行船は、当時の人々にとって未来そのものでした。

そして1970年(昭和45年)。パンアメリカン航空のボーイング747、通称「ジャンボジェット」が、ニューヨークーロンドン間で初の商業運航を開始しました。それまでの飛行機の2倍以上の乗客を運び、「高嶺の花」だった海外旅行を大衆のものにした、まさに「空の女王」です。

なぜジャンボには「コブ」があるのか

このボーイング747といえば、機体前方にある「2階席のコブ(ハンプ)」が最大の特徴です。あの愛らしい独特のシルエット。実は、あそこに「2階」が作られた本当の理由をご存知でしょうか?

「たくさんの客を乗せるために客席を増やした」そう思われがちですが、実は違います。開発された1960年代当時、航空業界では「これからは超音速機(コンコルドなど)の時代が来る」と信じられていました。ボーイング社は、「音速より遅い747は、いずれ旅客機としてはお払い箱になるだろう」と予測していたのです。

そこで彼らは考えました。「旅客機としてダメになったら、貨物機として使えるようにしよう」

貨物機として使うには、機首(鼻先)をガバッと大きく開けて、そこからコンテナを積み込めるようにしたい。しかし、操縦席(コクピット)が1階の先端にあると、ドアが開けられず邪魔になります。そこで、「操縦席を屋根の上(2階)に退避させてしまえ!」という大胆な設計が行われました。

その結果、操縦席の後ろに余剰スペースができ、そこがファーストクラスやラウンジとして活用されるようになったのです。あのコブは、デザインでも客席のためでもなく、「将来、荷物を運ぶために1階を空けておく」という、生き残りをかけた苦肉の策が生んだ形状だったのです。

結論:ロフトベッドは「ジャンボ」だった

さて、冒頭の「ロフトベッド」の話に戻りましょう。

私は「あんな出っ張り、邪魔なだけだ」と思っていましたが、747の歴史を知った今、見え方が変わりました。ロフトベッドを買う人々の思考。それは、「1階のスペース(生活空間)を最大限に確保するため」です。狭い日本の住宅事情の中で、デスクや本棚といった「重要な貨物」を1階に展開するために、寝床という機能(コクピット)を2階へ退避させたのです。

つまり、世の中にあるロフトベッドは、単なる窮屈な寝床ではなく、「ボーイング747と同じ設計思想(機能美)」で作られた、生存戦略の結晶だったわけです。

そう考えると、あの圧迫感のある家具が、なんだか頼もしい「ジャンボ」に見えてきませんか?……まあ、私は高所恐怖症ですし、夜中にトイレに行くのが面倒なので買いませんが。カタログの中の「コブ」に敬意を表しつつ、私は平らなベッドで眠ることにします。

それでは、皆様も良いフライト(一日)を。行ってきます!

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